離婚したら子供の戸籍はどうなるの?親権と戸籍は連動するか?

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結婚後、3組に1組の夫婦が離婚しているといわれる昨今。

離婚もまた結婚と同じく新しい人生の門出です。

しかし気になるのは子供のこと、、、

本日のテーマは「親の離婚と子供の戸籍」です。

親が離婚したら子供の戸籍はどうなるのでしょうか?

離婚届による戸籍変動は夫が妻のどちらか1人だけ

まずは、離婚届を出した後の戸籍の動きのおさらいです。

離婚届を提出すると、結婚と同時に苗字が変わった方が、
結婚中の戸籍から抜けることになります。

離婚届によって戸籍が異動するのは、この人だけです。

例えば、

山田花子さんが鈴木太郎さんと結婚し、鈴木花子さんとなってましたが、
残念ながら離婚を選択することになりました。

この場合、
鈴木太郎さんの戸籍に入っていた花子さんは、離婚届の提出でこの戸籍から1人で抜けることになります。

以上です。

離婚届が戸籍の動きに影響するのは花子さんだけです。

子供の戸籍はどうなるの?親権とは関係なし

先ほどの鈴木太郎さん花子さん夫婦に、
一郎くんという子供がいたと仮定しましょう。

離婚届を出しただけでは、鈴木太郎さんの戸籍にいる一郎くんに戸籍の異動は発生しません。

花子さんが戸籍から抜けただけで、
太郎さんと一郎くんは変動なしです。一郎くんは太郎さんと花子さんの婚姻中の戸籍に残ったままです。

例え、離婚届で親権を母親である花子さんに指定していたとしても、
自動的に花子さんの新しい戸籍に一郎くんがついていくことはないです。

ここが要注意ポイントです。

子供を離婚後の自分の戸籍に入れたい場合は家庭裁判所へ

では、一郎君を花子さんの離婚後の戸籍に入れたい場合はどういった手続きが必要かという点についてですが、

子供を離婚後の母の戸籍に入籍させるには家庭裁判所の許可が必要です。

では順を追って手順を確認していきましょう。

まず、太郎さんと花子さんの離婚届が受理されて、戸籍記載が終わるのを待ちます。(数日~一週間ほどかかることが多いです)

離婚後の戸籍がとれるようになったら、

1. 戸籍謄本を手に入れる

一郎くんの戸籍謄本(花子さんが抜けたあとの戸籍謄本)と、一郎さんを入籍させたい花子さんの離婚後の新しい戸籍謄本を手に入れます。

離婚後でも、直系親族であれば戸籍謄本をとることができますので、花子さんは一郎くんの戸籍謄本がとれます。

(元夫の太郎さんに頼まなくても大丈夫です)

もちろん離婚後の花子さんの新しい本籍の戸籍謄本は、本人なので取れますね。

これで2つの戸籍謄本がそろいます。

2. 家庭裁判所へ申し立て

子供と、入籍させる戸籍の戸籍謄本をそれぞれ用意したら、家庭裁判所へ行って、

「子の氏の変更許可申立書」戸籍謄本を提出します。

3. 家庭裁判所からの審判書をもらう

子の氏の変更許可がおりれば、家庭裁判所から審判書がもらえます。

この審判書をお役所へ持って行き、「入籍届」を出します。

4. お役所で「入籍届」を提出して完了

「入籍届」に記入し、家庭裁判所からの審判書をセットにしてお役所に提出します。

必要なものはこのとおり。

・入籍届

・家庭裁判所の審判書

・戸籍謄本(場合による)

この時注意事項としては、子供の本籍と母の本籍によって戸籍謄本が再び必要となることです。

入籍届を提出するお役所が子供または母の本籍地でない場合は、さらに戸籍謄本の添付が必要になります。

たとえば、

子供の本籍がA市、入籍させる母の本籍地がB市で、

B市で入籍届を提出する場合は、子供の本籍(A市)の戸籍謄本が必要です。

また、子供が15歳未満であれば親権者が届出人となりますのでお役所でその場で記入することも可能ですが、

15歳以上であれば入籍届へ子供自身が署名捺印しなくてはなりません。

(お役所へ持参するのは母でも大丈夫です。自筆で署名捺印してあればOKです)

そのため、離婚届を提出したときや家庭裁判所へ申し立てをする用の戸籍謄本を取りに行ったときにでも、一緒に「入籍届」の用紙をお役所で手に入れておく方がベターです。

ちなみに「入籍届」は子供一人につき1通です。

入籍させたい子供が3人いれば、3通の入籍届が要りますのでご注意下さい。

※子供の戸籍謄本がいる場合、入籍させる子供が何人でも全員が同じ戸籍にいるなら1通だけでOK

入籍届+家庭裁判所の審判書+必要なら戸籍本

をお役所へ提出し受理されれば、

晴れて子供は婚姻中であった時の戸籍から抜けて、母の離婚後の戸籍に入籍となります。

あえて子供を元の戸籍のままにする選択肢もある

これまで、子供を離婚後の母の戸籍に入籍させるための方法をお伝えしてきましたが、

必ず子供を離婚後の戸籍に入籍させなければいけないということではありません。

例えば母は離婚して旧姓に戻した場合、子供を母の離婚後の戸籍に入籍させると子供の苗字(姓)も変わってしまいます。

子供が学校に通っていて、途中で苗字(姓)が変わるのは嫌なのであえて婚姻時の戸籍に残したままにするという選択も勿論できます。

このあたりは子供の年齢や意志によって、母の戸籍に入籍させるかどうかが変わりますのでどうしたらベストなのかを考えましょう。

もしくは。

離婚して夫と別戸籍になっても婚姻中の苗字を名乗り続けることも可能なので、

苗字はそのままで離婚して子供を自分の離婚後の戸籍に入籍させれば、

子供の苗字は変わらずに学校関係の問題もクリアすることもできます。

婚姻中の苗字を名乗り続けたい場合の詳しい方法はこちらの記事をご覧下さい。

離婚しても苗字(姓)は変えたくない時の離婚届の出し方

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